浮世絵の粋から美少女ゲームが学ぶもの 「秘湯めぐり」の春菜先生
浮世絵を作り出した江戸の人々には時々かなわないなと思わされます。
タイモン・スクリーチの本にもあるのですが、江戸の美しい遊女や芸者は人気があり、すべての人々の求愛にこたえることはできませんでした。そこで、自分を求めるお客には、浮世絵師に肉筆の浮世絵を描かせ、それを自分の代わりにお客に与えたというのです。
大名家に今でも多く肉筆浮世絵が所蔵されているようですが、それはこのように、大名の求愛に答えられなかった遊女や芸者のものなのでしょう。
最近の美しい女性たちにもこのような日本の女性の優しさと粋を見習ってほしいものです。オタクが必死で告白しても
「キモーイ。」
などと言うだけでなく、
「自分ではなく、この絵を愛して。」
のような断り方をするようなことになるのでしょう。実際にある大名が、芸者に恋をしたものの、芸者がこれを拒絶し、代わりに大名に絵を描かせた肉筆浮世絵が、浮世絵の名品として残っています。
生身の人間ではありませんが、美少女ゲームにはこれに類した話があります。オタクのハートをつかんだアニメとして「おねがいティーチャー」という名作がありますが、ここに登場した「風見みずほ」先生というのは、オタクを象徴する主人公に恋する美しい女教師です。この風見みずほというキャラクターは、自閉的で未来のないオタクを惹きつけるアイドルとなりました。
この時期、「姉妹教師」という美少女ゲームに、ピンクの髪の毛、めがね、そして、美しい肢体をもった春菜先生という、風見みずほによく似たキャラクターが登場し、そのエロチックな肢体をあらわにし、まるで、風見みずほと交わっているような錯覚をオタクに与える名作となりました。
最近、発売された「続・秘湯めぐり」の特別版に「秘湯めぐり」が同封されており、ここに春菜先生が再登場し、チャイナドレスに包まれた肢体をオタクたちに提供してくれています。声も姉妹教師のときよりも風見みずほ先生のイメージに近いような気がします。これなど、この世に現実には存在しない風見みずほが、オタクたちに美しい浮世絵をプレゼントしてくれたように錯覚させる、すばらしいゲームだと思います。江戸の伝統は、このようにして、現代にも息づいているのでしょうか。
紅屋妙人は、風見みずほ先生のような美しい女性を文字で表現するべく、でじたる書房で作品を発表しています。
最新作は
です。
紅屋妙人の女教師ものとしてはつぎのようなものがあります。
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