オタク文化の源流を訪ねて
5.家畜人ヤプーと戦闘美少女
戦闘美少女については斉藤環氏の論考がありますが、最後は精神分析論になってしまい、神学論争にだしています。紅屋妙人としては、もう少し、この問題を実証的に論じてみたいと思っておりました。現代の戦闘美少女の原型にガンダムのセイラがあるのは疑問の余地がありませんが、その源流はよくわかりませんでした。
しかし、『家畜人ヤプー』を読んで疑問が氷解しました。ここに、現代のアニメのヒーローとヒロインの原型があるからです。ヤプーの主人公は日本人の麟一郎、そしてヒロインはドイツ貴族の末裔のクララ・フォン・コトヴィッツです。乗馬服の凛々しい美少女として登場します。現代のアニメの戦闘美少女もドイツ女性がおおいのはクララの影響でしょうか。エヴァのアスカはドイツと日本のハーフです。パンプキンシザーズも軍服のデザインからすると帝政ドイツのような雰囲気です。
アメリカやフランスではなく、ドイツ人女性をモデルに戦闘美少女をえがくというのは、ワイマールのドイツ文化ではよくある例です。レニ・リーフェンシュタールなどは元々は戦う女性を演ずる女優でした。さらにはヒットラーの愛したワーグナーの楽劇にも戦闘美少女があまた登場します。
敗戦国ドイツではアメリカ流のマチズモはあり得ないからでしょう。
こういうドイツ文化の影響下にあった沼正三氏がヒロインをドイツ人にしたのは偶然ではなかったでしょう。
クララは最初のうちこそ家畜人とされた恋人麟一郎を哀れみますが、やがて、当然のようにしはいするようになり、麟一郎は支配されることに快感を覚えるようになります。
そして、この凛々しい美少 紅屋妙人はアダルト・ノベルというライトノベルタッチの官能小説を表現するべく、作品をでじたる書房で発表しています。最新作は です。 また、
タイトルをクリックしていただくと、でじたる書房の作品紹介のページに飛びます。そこで作品のさわりの部分を抜粋としてお楽しみいただけます。お気に召したなら、全文をでじたる書房でお買い求めください。お買い求めいただいた作品はダウンロードして、パソコンでお読みいただけます。 女に支配されるオタクというのは現代のアニメの欠かせないテーマとなっています。


単純にアメリカ系の軍服よりも
ヒムラーが宣伝効果を狙ったと言うドイツ軍服のほうがかっこいいからだと思いますが。
投稿: | 2007年12月 5日 (水) 22時51分