オタクの誕生 ~オタク的な あまりにオタク的な 一~
はじめに オタクについて語ること
オタクについて書かれた日本の本は多いものの、それはオタクという人たちが書く場合には、その内容が、オタクを賞賛するものであれ、批判するものであれ、オタク的になってしまっている。すなわち、モノマニアックな書き方で、バランスを逸したものとなっている。岡田斗司夫氏のオタク学はオタクに関するオタクになってしまっており、オタクではない通常の人には良く理解できない本となってしまっている。
批判する立場の場合、唐沢俊夫氏などがそうだが、初期のSFオタクの視点にたった衒学趣味が臭みとなっており、ガンダム以降のオタク第一世代を無用に刺激するものになっている。
筆者はこれまで、いろいろと自分のことも含めオタクについて考えてもきたし、知人とも何度も議論してきたところである(もちろんオタクの知人ではなく、普通の社会人。)オタクの場合、異様に衒学趣味的なところがあり、筆者もそのような衒学趣味はあるのだが、自分の情報をひけらかすオタク的な話をしていても、普通の人はこわくなってしまうだろうと思い、あまり、こういう議論には参加しないようにしようと自制してきたつもりである。
ただ、自制を続けていてはいけないのではないかと思う事件が相次いだ。一つは筆者も事件直後に現場に行った加藤智大の秋葉原大量殺人事件である。筆者は彼はオタクとは思えないのだが、オタクの犯罪として大きく取り上げられ、さらには、祝祭空間であった秋葉原の歩行者天国が廃止されてしまった。オタクはこわいものという宮崎勤事件以来の日本の保守層の恐怖感がヒステリックに反応した事件だと思われる。オタクについて、もう少しまともに考えなければならないと思う事件だった。
もう一つの事件は、加藤智大事件よりも、筆者としては恐怖を感じた事件である。すなわち、凌辱エロゲーの規制事件である。これは海外からの反響で、日本の保守層がヒステリックに反応した事件である。これは日本の保守層のお粗末さを如実に表した資源であり、紅屋 妙人としても、これまでの自制を破ってでも、発言しなければならないと思った事件であった。
最初に書いたように筆者はあまりこれまでの日本国内のオタクに関する議論には参加したくなかった。オタクのオタクになってしまうのが日本の議論だからである。これに対して、海外のオタク関係の論文は一所懸命に読んできた。そこで海外のオタクに関する議論は純粋に学問的にまじめなものがある一方で、普通の欧米の知識人はオタクは特殊日本的なものであり、病的な日本社会の産物という強い偏見がある。そして、今般の凌辱エロゲーの規制の発端となったのが、英国の政治家の発言というのが気になるのである。もともと、英国は日本蔑視の傾向が強い。その日本特殊論に立脚したエロゲー批判を日本の保守層が素直に受け取り、エロゲーの規制に走ったのが、紅屋 妙人には空恐ろしいものであった。日本の保守層は日本というものも知らずに、白人の尻馬にのって日本文化を否定するのかという恐怖である。
この二つの事件を契機に、紅屋 妙人もオタク的な小説の創作だけを続けている我にはいかないと思うに至った。
オタクというのは、その発生の当初から、素人が参加するタイプの文化活動であった。したがって、紅屋 妙人としても創作は続けてかなければならない。しかし、それだけでは、オタクのなんたるかを知ってもらうことはできないし、オタクという人々がタコつぼの中に入り込み、オタクのオタクになっていくという閉塞状況も打破できない。そこで、海外の論文を紹介しながら、オタクという現象について、読者のみなさんの幅広く考えてみたい。これまでの紅屋 妙人の作品ともども読んでいただければ、幸いである。
紅屋 妙人は、かつてオタクの先駆者というべき、奇譚クラブで名をはせた沼正三先生や、団鬼六先生の作品を読みながら、最近のオタク文化にもインスパイアされながら次のような作品を『でじたる書房(www.digibook.jp)』で発表しております。
美処女 妄執のレイプ ~美女子校生はコスプレで凌辱され受胎する~
美しき女子校生 狩られる ~美女子校生は警備員に犯され妊娠する~
ストーキングそして凌辱 ~美令嬢は監禁され受胎を強いられる~
美しき女教師 強制受精 ~処女教師は監禁され精液を注ぎ込まれる~
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